以下のイントロダクションおよびPDFファイル(要ダウンロード)は、2012年に Two Miles 代表 五十川 裕久がスタッフに向けて綴った手紙の原文となります。すべてのビジネスマンにお届けしたいという思いで、このたび一般公開をすることにしました。
この手紙を読まれた方の中には「五十川にメンターになって欲しい」というお問合せをされてこられた方もいらっしゃいます。涙したスタッフもいます。是非、お仕事の手を休められて、ご一読いただければと思います。
*既に退職をしたスタッフもおりますので個人名の表記はすべて仮名に変更しております。
*社内向けに書かれた原文をそのまま公開しておりますので、多少の誤字脱字がありますことご了承下さい。
【イントロダクション】
この本は僕がアメリカで始めたTwo Milesという会社およびクライアントの皆様から学んだこと、僕がアメリカで経験したことを“体系化“というテーマにそって書いてみます。
Two Milesっていろいろなことをやっています。一見ばらばらなことをしているように思えるかもしれません。また無駄に思えるようなことがあるかもしれません。急がば回れ、ということわざがありますがいろいろなことをやっていてもそれぞれやっていることがひとつの目標に向かって進んでいく限り長い目で見ると結果が出てくる、ということを信じてやっています。
要はひとつの目標に向かっている、ということは絶対に必要です。やっていることが全て最終的な目標に結びつくことが大切であり、意味もなく明確な目標もなくばらばらなことをやっていてはいけないことはみんな分かると思います。
僕が頭の中でどのようにものごとを捉えているか、そんなことを自分なりにまとめること(体系化すること)が必要だし、それをみんなに文章で紹介したいと思っていました。
ここで使う“体系化”という言葉はものごとの基本をしっかりと押さえ、方向を明確にした上で最も効果的な方法を取れるようにする、と言う意味、そしてシステムを作り上げて仕事が流れるようにする、という二つの意味で使っています。
ビジネスに関して言うならばしっかりとした基本と明確な目標を持ってビジネスを組み立てた上でその組み立てたビジネスがしっかりと実行されるように作り上げる、という意味です。その為には以下のものが必要だ、と考えています。それは数々の“なぜ”ということに対しての自分なりの答えを持つことともいえます。根本的な“なぜ”に答えることができなければ体系化はできないからです。
動くことのない価値観を持つ
しっかりとした理念を持つ
ビジョンを持つ
システムを作る
リードする
現代は情報量が多く気をつけないと不要な情報に振り回されがちになります。情報量を多く持つこと自体は悪いものではありませんが情報量に振り回されて自分の考えを持たずにすませてしまうことが多いように思います。特に日本人の場合は文化的に周りの人の考え方イコール自分の考え方、というカメレオン的な人が多いので余程気をつけないと世の中の流れに身を任せてしまいそれだけでなんとなく忙しい日々を過ごしてしまうことになります。
それでいいと思っている人も中にはいるとは思いますが多くの人はそのような生き方は少し違うのではないか、と考えていると思います。またそのような生き方をしている人の多くはそれでは本当は満足していないと思います。
仕事に関してもとりあえず生活ができればいい、あるいはお金を稼げればいい、というレベルではなくもっとやりがいのあることをやりたい、そしてそれにできるだけ多くの人を巻き込んで行きたい、ということをみんなも考えていると思います。もし自分のやりがい、と言うことに関しての明確な目標をまだつかめていなかったり悩んでいるようなことがあれば是非これを読んでそのヒントを掴んで欲しい、と願っています。
1回限りの人生なんだから人生を本当に自分が納得できるものにしよう!そのためにみんなでいろいろなことをともに考え、そして掴んでいくことのきっかけとなるような本となって欲しいと思います。
僕自身まだ大きな目標を達成した訳ではありません。世の中の多くの方と同じように小企業の社長をやっています。自分はまだまだ成長過程にあります。会社もまだまだ成長過程です。ただおそらく他の社長さんと違う点は将来に対して人並み以上の大きな希望を抱いている、と言うことだと思います。そしてその希望はみんなが持てるものだと信じています。そのような希望を“体系化“というテーマを使って多くの人に伝えたい、と願っています。
2012年 初秋 五十川
*既に退職をしたスタッフもおりますので個人名の表記はすべて仮名に変更しております。
*社内向けに書かれた原文をそのまま公開しておりますので、多少の誤字脱字がありますことご了承下さいませ。
HIROHISA ISOGAWA
大阪府出身。京都大学経済学部卒業後、日本電気株式会社で国際人事部及び海外営業部勤務。その後、ロータリー財団奨学生として米国アリゾナ州American Graduate School of International Management, Arizonaに留学、MBAを取得する。帰国後、株式会社ミサワバンで投資パッケージ業務に携わり、1994年KPMG LLP ロサンゼルス事務所に入所。日系企業をクライアントとし税務・会計部門を担当。
1998年、五十川会計事務所(現、Two Miles)開設。以来、南カリフォルニアのみならず全米の日系の会社を中心に、税務及び会計アウトソーシング・会計コンサルティング中心の仕事に携わる。
個々のスタッフが思い思いのメッセージを発信しながら成長を続けるTwo Miles。そのTwo Milesをリードする五十川が、お客様からのご要望にお応えし「会社を強くするコーチングサービス」を始めました。
スタッフへの手紙の中でも綴られているTwo Miles 成功の方程式をパッケージでお届けいたします。
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